チームの品格、同志社は?

ん、チームに品格って?

もう20年近くも前になりますが、「国家の品格」と言う新書が大ヒットしました。筆者の藤原正彦氏が数学者であったことも話題になり、その後の「品格」大ブームに繫がりました。確か「情緒と形を持つ世界でも無二の日本文化」を語ったもので、私など大いに感銘を受けたものです。

その後、篠原涼子主演のTVドラマ「ハケンの品格」が大ヒットし、私など更に感銘を受けたものです。(ま、所詮ワタシはその程度のレベルですが…)

「品格」の定義が曖昧で、それがどうしたと言う方々も多いとは思いますが、どうも近年、同志社ラグビー部の品格が落ちに落ちて来ている様に・・・思えるのです。(←またマイナス発言ばかり…と叱られそうですね。)

品格の増した天理が頂点に立った!

実は一つだけ自慢がありまして、もう10年以上も前になるのですが天理大学の全国トップレベルへの台頭をいみじくも当ててしまったのであります。私などは、ラグビーの技術的なものは一切わからないので、外形的な姿や雰囲気から勝手に判断してしまいます。

天理大学の選手を天理大学グランドや試合会場で見た限り、明らかに選手全員の立ち居振る舞いが変わって来たのでした。具体的には我々外来者への挨拶だとか気配り、更には試合会場での出場選手とスタンドの選手の一体感等で実感出来、明らかに私の天理大学ラグビー部への好感度が上がって来たのです。全員の「たたずまい」が、実に素晴らしくなって来たのです。換言すれば、末端の些末なことさえも徹底され、きちんと浸透して来たと言ったら良いでしょうか。

外人選手特有の明るいチャラチャラ感が払拭され、傍から見る限り明らかにチームとの一体感が醸成され、ベクトルが同じ方向を向いているように感じられたものです。それだけではないかもしれませんが、天理大学が全国優勝したのは、ご承知の通りです。

トップ(K監督)の考えが、選手全員のや立ち居振る舞いに浸透している様が容易に見て取れました。それは恐らく、試合中のプレイ一つ一つにも浸透していたはずです。

ガバナンス如何がチームの品格を左右する

もちろん、全国優勝にはヒト・モノ・カネが有機的に結合した体制が大前提になるかと思います。監督コーチスタッフ、技術指導体制、フィジカル・フィットネス向上策、栄養管理、メンタル管理、コンプラ徹底、リクルート等が大きく左右するものと思われます。その中で一番重要なのは監督・コーチ陣であると思います。換言すれば、「ガバナンスレベル」如何がチームの品格を左右しているのだと思います

それに成功したチームの選手には、若干二十歳前後の若者と言えども、畏怖と言うか近寄りがたい威厳と尊敬の念を醸し出しますから不思議なものです。これを「チームの品格」と言わずして何んというのでしょう。

慶応大学、明治大学や早稲田大学との定期戦や練習試合で選手と近くで接触する機会がありましたが、やはり選手一人一人に品格を感じるのも事実であります。大学選手権での帝京大学も然り。伝統校には品格を維持向上する大きな流れがあるのだと思われます。

京都産業大学では、監督が交代されて、近年、(失礼ながら)リーグ最低クラスだったチームの品格が明らかに大きく向上しました。

これまた、チームの品格がリーグ最低クラスだった近畿大学において、近時大きく向上して来ております。この品格が備わったチームは、結果として明らかに強くなって行きます。近畿大学ラグビー部は、今年も決して侮れません。(スポ研の皆様、論文書けますぞ!)

同志社は第3グループ?

現時点で秋シーズンの順位予想では、(第1グループ)京産・天理・近畿、(第2グループ)関学・立命、(第3グループ)同志社・関西・摂南に大別されそうな感じです。これが、私の感覚では「チームの品格」とものの見事一致しております。

もっとも、強いチームに対しては、当方が劣等感と尊敬の念を抱き、その優秀さに近寄りがたい畏怖を感じるのも事実であります。それがサブリミナル効果を伴って「チームの品格」に大きく影響を与えているのだとも思われます。同志社は、自由闊達をモットーに学生主体運営ながら「チームの品格」を長く高度に保ってまいりました。それが、徐々に一昨年くらいから一気にぐちゃぐちゃになってしまった印象があります。そして、今年の酷さったら・・。(絶句!)

原因は、一体全体何なのでしょうか・・。

「チームの品格」には、5~10年サイクルで上がり下がりしているように感じられます。伝統校保ほど、サイクルが長そうな気がしております。

・・して、その長いサイクルの中で遂に閾値を下回ったのか、急激に現同志社ラグビー部は如何ともし難い有様に・・?

根源は、ガバナンス問題だ!

繰り返しますが、この根源は「ガバナンス問題」に他なりません・・と軽口偏重組織管理評論家のさいたま69大先生はおっしゃっております。

ま、監督か総監督かはっきりしない様な組織体制でガバナンス云々を求める余地はないんでしょう。今年も会長兼任だなんて聞いて驚きを禁じ得ない今日この頃であります。ああ、異常事態は今も継続してているのだ・・・。

まさか、今年も協会委員ってことはないですよね。(利益相反しますもんね。)


以上、自他ともに認める極度に「品格」に欠けた訳の分からない“さいたま69”のレポートでした。品格がないと自然体で無理しない楽しい人生が送れますぞ。(←居直り)

上記の内容、信憑性は皆無ですので、うのみなさらない様に・・。(スルワケナイですね。)

(ご注意)

掲載写真と文中の内容は一切関係ありません。掲載写真の選手諸君は、言うまでもなく「品格」に優れた方々ばかりです。

当文章は、さいたま69の個人的な意見や考えで、何の根拠も信憑性もありません。


以上

同志社ラグビー ア・ラ・カ・ル・ト

当ホームページは、同志社ラグビーファンクラブ(略称:DRFC)ホームページのサブホームページとして活用しておりましたが、2022年4月のDRFC・HP管理担当者の変更に伴い、独立して運用することといたしました。 従って、DRFCとは全く関係のない、さいたま69の個人用Webとして運用してまいりますので、何卒、ご承知置き下さい。かなり傾斜を掛けて記述してりますので、賛同できる方のみご覧ください。