2018.11.25 同志社A、関西大Aによもやの接戦の末の勝利!

 晩秋の大阪市鶴見緑地球技場。泣いても笑っても今季最終戦。ありがたいことに、多くの4回生のご家族が遠路はるばる大阪へ駆け付けていただいた。

 昨日の気合の入ったジュニア戦(ゼロ封100点ゲーム)を受けて、同志社らしいラグビー(当然圧倒的大勝利)で有終の美を飾って欲しい・・と同志社ラグビーファンの誰もが望んでいた。

 然るに、よもやの大接戦の末、辛うじて薄氷の勝利。(D38:33K) ロスタイムには、全敗のチーム相手に逆転負けの恐怖さえ抱いた。観戦記と言っても、ふぅ~とため息ばかりである。ともかく同志社が「勝ったので良し」(総括)としたい。

 ただ、愚痴を言えば、キック合戦に付き合い、そして蹴り負けたように、相手のペースに合わせて受けてしまった感が強い。アグレッシブな同志社らしい「縦横高速展開ラグビー」は、ほとんど見られなかった。失敗しても良いから、ガンガン行って欲しかったものである。

 技術的な側面を語る資格はないが、素人目にもミスが多く、チームがバラバラとしか思えなかった。「最終戦にして未だチームの完成ならず」と言ったところか・・。

 他チームを尻目に何故か同志社だけが夏合宿終盤をピークにチーム力が伸びていないようにさえ感じられた。

 決して当たり負けてしていたとも言えないが、2人目~3人目の寄りが遅いせいかダウンボールがままならず、ラックからの速い球出しが出来ず、最後まで同志社のリズムに乗れなかった印象が強い。  

 地力は同志社に分があると思えたが、勢いは関西大学にあった。前半開始早々の被トライ2本が、重く圧し掛かったが、徐々に同志社のペースに回復。やはり、意外にも優勢だったスクラムとCTB永富選手の適確な判断が「試合を作った」と言って良いだろう。

 何れにせよ「全敗のチームを相手に、こんな試合してどうする!」と感じたのが、同志社ファンの偽らざるところだろう。天理が、100点ゲームで勝利した相手だ。

 繰り返すが、今シーズン、残念ながら選手の懸命な頑張りにもかかわらず、最後までチーム力は上がらなかった。留学生問題、リクルート問題、栄養問題を言う以前に何かがある。

 夏合宿練習試合全勝を手土産にシーズンインしたはずなのに、大学選手権出場どころか関西リーグ8位中5位に終わった結果は、思わずチーム内に何かあったのだろうかと邪推してしまう程だ。もちろん、当然ながら我々ファンの関与すべき領域ではない。

 ただ、組織がこんな状態の時、私の経験では、はっきり言えば「ガバナンス問題」が発生していることが多い。実際、同志社ラグビー部に何があるのかは知らないし、的外れかもしれない。(スミマセン。余計な話でした。)

 何れにせよ頑張って頑張って頑張り抜いた山口キャップテンの歓喜の表情を見れなかったのだけが、返す返すも残念であった。4回生諸君、4年間の大奮闘、本当にご苦労様でした。

(4回生の皆様へ)

 過半の企業の従業員能力(重要)評価項目に、「目標貫徹力」というのがある。この能力の発揮には、個々人の頑張りだけでなく、如何に組織をリードし、如何に組織に貢献するかが問われる。今シーズン、身近に見ていた私は、かかる事項の不足を同志社ラグビーに感じました。

 ”それがどうした。とっくにやってる”なんて言わないで下さいね。企業人としての大活躍をお祈りいたします。(あちゃ~、上から目線って、また、叱られそうです・・。)

(終わりに)

 今シーズンは、少なくとも昨季より、良い選手がバランスよく揃ったと思えた。春シーズン、夏合宿の試合結果を踏まえ、シーズン本番前から、”前評判”が頗る高かった。不安なのはスクラムの安定ぐらいで、どこまで天理大に肉薄するかに同志社ファンの大きな期待と関心があった。

 然るにこんな形で、シーズンを終えるのは、本当に残念だが、偽らざる現実(8チーム中5位)を直視しなければならない。2年連続で、大学選手権さえ、出場できなかった。課題は明確ではないか‥と思う。         (文責:F)                   

同志社ラグビー ア・ラ・カ・ル・ト

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