5/21同志社大学対早稲田大学定期戦観戦記

 同志社大学対早稲田大学の定期戦は、晴天真夏日のパロマ瑞穂スタジアム(名古屋市)で行なわれた。いつもの瑞穂ラグビー場は改修工事中で、Jリーグ名古屋グランパスのホームが今回の試合会場。ただし、陸上競技場なので、ピッチが観覧席から離れており、また、ゴールゾーンが驚くほど狭く、ラグビーファンには不評である。

 試合はご存知の通り、D28:19Wで同志社大学の勝利。ただ、ハッキリ言って“凡試合”で、ただただ空しく、大阪への帰途へ着いた。凡試合にしたのは、両校の選手諸君ではない。況や両校の監督・コーチでもない。ま、言ってもも何ではありますが、レフェリングが酷すぎ、両校とも最後まで乗り切れず、消化不良でノーサイドの笛を聴いた感じである。おまけに5月というのに気温30度超えの真夏日!ストレスは最高潮に達した。先の慶應戦は、緊張感満載の好ゲームであり、今早稲田戦より5倍は面白かったのに・・・。

 私だけでなく、少なくとも観戦した仲間内では同意見であったが、観戦された皆様は如何だったのだろうか。少なくとも何が何やら分からなかったのがスクラムの判定。後から聞くと「同志社がまっすぐ押しているのに、早稲田は意図的に斜めに入ったいる。」という同志社の再三の主張がレフェリーに全く認められなかったとのことである。真相や如何に?

 当然、レフェリーはルールブックであり、レフェリーの判断が全て正しいことは承知しているが、前半の終盤から後半に掛けては、混乱の極みで同志社フォワードは正に壊滅状態であった。きっとファンからは、田中選手②・土田選手④両プロップが攻められるのだろうが、ちょっと違うなぁという印象を受けた。何れにせよ同志社のスクラムが決して強くないのは事実だろうから、更に精進して対応力を高めて欲しいものである。ラグビーには試合中に説明責任を果たす仕組みがないので、もやもやが蓄積し、ラグビー人気低迷の主因になっていると思うのは私だけか・・・。 

 愚痴を言えばキリがないが、スクラム等で「10番、後3歩下がってください。」等の線審からの忠告を早稲田の選手は、線審が主審と連携しないと見ると無視し続けた。そりゃ~大したもんである。それが、ピッチでサイド(線審の直ぐそば)から撮影していた私にはよく分かった。

 小心な私(きっと同志社の選手も同様のはず?)なら注意されるとあわてて直ぐに修正するのに、ペナルティを取られないと判断し早稲田の選手は無視し続けたのである。ラグビー部内の立派な教育訓練の成果であろうか。これでラグビーIQが高いと判断されたら何か空しいなぁ~~。「スクラムも一緒だったのだろうなぁ~」と思わず邪推してしまう。

 線審が私以上に小心だったのだろう。主審に伝える事は皆無で、空しく線審は注意し続け、決してペナルティを取ることはなかった。かくして(いつものことながら)早稲田はディフェンスラインをかぶり気味(オフサイドちゃうのん?)に飛び出し続け、私はピッチ近くで憤懣を訴える相手もなく、一人白けた。

 ま、そんな些末な問題(?)を別にすると、同志社の一番の問題はガタイで劣っていたことであろう。早稲田は、身長も体重も遥かに同志社を凌駕していた。素人目にも縦にも横にも大きい体で、同志社へ強く当たって来た。同志社もガタイで劣後しながら、流石に春先から強いコンタクトを練習した甲斐もあって決して気持ち負けしてはいなかった。当たり勝ちしたとはいえないもでも必至に喰らいついた。フィジカルは互角と見た。

 スクラムで大きく負け、”当たり”でも劣勢気味な同志社が勝ったのは、やはり密集でのフォワードの踏ん張りとバックスの展開力によるものだと思われる。特にバックスの力は、同志社の方が明らかに上だった。早稲田バックスが同志社ディフェンスの速い寄りに耐え切れず、ノッコーンやキックミスを連発するのに対し、同志社バックスは高速の球回しで大きく展開。今や同志社の誇るフィニッシャーWTB鶴田選手が大きくライン際を突進し、前半に1本、後半に2本のトライを挙げた。もはや大外に振り、スペースがあれば無敵の存在であり、短時間のトップスピード確保と速い左右のステップは特筆ものである。

 ファンのもう一つの注目は、新戦力の活躍ぶりである。この日、初めてSOに入った永富選手③は、充分にSOが務められることを示した。大きくエリアが見える同選手は投げて良し、蹴って良しで多才振りを示したが、私としてはインサイドセンターとしてFB安田選手③との連携プレーを見たい思いである。SOには、少しヤンチャプレーの古城選手②のレギュラー定着を期待したい。キックを買われたのか、この日初めて12番に入ったCTB光部選手④の活躍も光った。特にタッチキックやゴールキックは最高の出来で、同志社の勝利に大きく貢献した。

 SH原田選手②も安定度を増し、初先発の徳田選手④と服部選手②の両LOも地味ながら奮闘していた。初先発のFL嶋崎選手②も運動量が多く、ファンの注目を浴びた。NO.8秦選手②は縦横無尽に動き回り、非凡なところを見せた。レギュラー定着への勢いを感じた。

 何か愚痴だらけの観戦記になったが、スクラムを除けば同志社が負ける要素はなかった。小柄ながらしっかりとコンタクトし、ダウンボールではやや劣勢ながら速い寄りと球出しで互角以上に戦った。ガタイでは負けていたが、コンタクトで決して負けていなかった。「恐れず果敢に当たって行った」という印象が強く大いに好感が持てた。慶應戦に続き良い流れが維持出来たのではないか。少なくとも勝ったことが最大の良薬となった。それにしてもシャンとした試合を見たかったもんである。勝って文句が出るとは、ま、同志社ファンも余裕の心境であるが・・・。(ケケケ・・・)

 おっと愚痴はこれで終わり・・・!ともかく早稲田戦勝利は誠に喜ばしい限りである。帝京大学・東海大学の二強に臨むには、まだまだ一山も二山も越えなければならない。それには「ガタイの強化」が必須事項となるだろう。(F)

同志社ラグビー あ・ら・か・る・と

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