部運営のキーマン、主務に鑓水選手

 少し古い話であるが、この2月、同志社大学ラグビー部の学生幹部(主将等)の発表を見て「あれれ?」と思った。当然、NO.1として記載されるのは「主将」に他ならないが、NO.2に主務が記載されていたのである。副将よりも上である。思わず順番の誤記かなとも思ったが、こんな重要なことを間違うはずはない。

 去年・一昨年~と辿って行って、新たに2017年度幹部から順番を変えたわけではないことにやっと気付いた。山神前監督就任時から主務がNO.2となったことが確認できた。ううむ、流石やある。今回、初めて気付いた私自身が恥ずかしい思いである。同志社大学ラグビー部においては、「主務は単なる事務の便利屋ではない」と位置付けられているのである。

 当然、戦い(試合)の要は当然ャップテンが務めるめるが、裏方ながら部運営の要は主務が務めることになる。私は主務の業務を詳しく知ってる訳ではないが、単に形だけのマネージャーの上司や監督への繋ぎ役の位置付けで済むほど「主務の任務が甘くない」と思っている。例えば夏合宿一つとっても、例年のこととは言え、監督コーチ陣を併せると180名もの人数が3週間に亘って行動を一にすることになる。合宿費一人20万円なら3600万円の金が動く。その段取や遂行には多大なエネルギーとコントロール力が必要なのは言うまでもない。

  主務をキャップテンに次ぐ2番手に位置づけているのには、頭が下がる思いである。選手・MG・TLを含め総勢170名もの部員がいれば一番重要となるのは言うまでもなく「ガバナンス」である。それを担う大役にSH鑓水航選手が選ばれたのだ。ドンピシャの適任人事である。発表の時期から言って山神前監督が登用されたのだと思うが、萩井新監督とて全く異論はないだろう。私が傍から間接的に同志社大学ラグビー部の選手諸君を観察するに、これ以上の適材はいないと思っている。

 彼の一番優れているところは、対人対応力である。私の様なオッサン(爺さん?)と接触するにも全く非の打ちどころがないのだ。まずは、笑顔と挨拶で直ぐに性格の良さが分かる。挨拶しようか止めようか迷って”目が泳ぐ”無様な部員を垣間見るが、鑓水主務は真正面から堂々と笑顔の挨拶が出来る。これが社会生活、企業生活で極めた重要なのだ。(すみません。どうも歳をとると説教じみて・・・)性格の良さと育ち(親の躾)の良さを感じる。これだけで得をするタイプである。企業の人事担当者が最も採りたいタイプである。

 出身校は、福岡のトップクラス(トップ?)の進学校の「修猷館高校」。きっと彼の学力レベルも高いのだろう。私にとって未知数なのは、彼の組織管理力。大学新4回生で多くを求めるのは酷であろうが、KYの究極にある彼のことだから状況把握はお手のものだろう。きっとそれ(組織管理)を見込まれて主務に抜擢されたのだろう。

 同志社ラグビー部の欠点のひとつは、フロント機能の欠如である。欠如というよりないに等しい。何でもかんでも「監督」に機能集約する傾向があるが、監督は現場(=試合の勝利)の責任者で、その環境作りを担うフロント機能を必ずしも監督が担う必要はない。その意味で事務方の責任者である主務の責務は極めて重い。だから学生幹部NO.2なのであろう。

 少し褒め過ぎた感が強いが、鑓水主務が機能発揮できるか否かは、彼のこれからの努力次第である。どんどん修羅場を乗り切り、更に成長しなければならない。ま、私は楽観視している。やってくれるであろうし、やってくれなければならない。

 主務になると残念ながら練習機会や試合出場機会が大きく失われる。全てを余儀なくフォーザチームとするには、余程の覚悟が要ることだろう。もう紺グレを着る機会はないかもしれない。

 そんな犠牲を払ってでも主務の仕事は偉大であり、大きく鑓水選手の成長に寄与することであろう。頑張れ、鑓水君。実は現4回生で最初に私が話をしたのは、入部仕立ての君だったのだ。(へへへ、どうでも良いか。)白いジャージの文字(名前)を見て「苗字はなんて読むんですか?」と聞いたのがきっかけで、挨拶を交わすようになった。その君がもう最終年次。時が経つのは、本当に早い。

同志社ラグビー あ・ら・か・る・と

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