暑い!暑い!暑い!
老人には死んでくれても良いよっと言っているような早い梅雨明けからの猛暑・酷暑・極暑、それはならじと必死に生き抜き長らえ、年金収支悪化に必死に貢献(?)している今日この頃であります。
折しも節目(?)の15回を数える万博入場で、素晴らしいブルーインパルスの展示飛行を観覧して気を良くしていた折り、一旦猛暑を忘れるようなニュースが飛び込んで来ました。
既に期日前投票を終えた私には、選挙の帰趨よりはるかに興味ある突飛もないニュースでした。
天理大学のAリーグ復帰を関西協会・大学委員会が容認
報道によると「関西ラグビー協会大学リーグ委員会は、大麻所持など麻薬取締法違反の疑いで6月に部員2名が逮捕された天理大学ラグビー部に対し、今秋のAリーグの復帰を容認した。」とのことです。最終的には、関西協会・日本協会の判断を経て最終決定されるとのことですが、正直、驚きを禁じ得ません。
そもそも天理大学が大麻事件を惹起
そもそもの驚きの突端は、厳格なる宗教的規範が厳しく実施されていると思っていた天理大学が事件を惹起したことにあります。ただ、昨年来の3回生レギュラー部員の自〇や、ここ数年来の応援での野次の下品さや挨拶の乱れ等を傍から見ていると、昨季優勝こそしたものの、盤石を誇っていた小松監督体制も綻びが生じて来た印象がありましたから、案の定と言った感じも受けていました。
寛容に思えた天理大学当局の措置
第2の驚きは、天理大学当局の部員逮捕事件に対する処分の寛容さであります。2名以外の他の部員に波及しないことが薬物検査で判明したからか、①ラグビー部長の解任②小松監督の3ヶ月の職務停止③7月末までの同部の活動停止・・に止まりました。
もちろん大麻事件は個人が惹起したものであり、所属組織(ラグビー部)とは関係ない・・とか、大麻は諸外国で解禁されているなど毒性が低いから大騒ぎする必要がない・・とかの意見があるのは承知しています。
ただ大麻は覚せい剤等の劇薬の入門ステップ(地獄への入り口)になるとか集団使用に繋がり易いとか言われてもいますので、決して容認出来るものではないと爺は信じ込んでおります。そもそも内容の軽重に関わらずルールを遵守するのが「コンプライアンス」の基本思想であり、それを現場第一線で徹底し浸透させるのが「ガバナンス」であります。(・・・と教えられて来ました。)
その意味で厳しい校風があるものと勝手に思い込んでいた天理大学当局の処置は実に寛容、甘いんじゃないかなぁ・・と感じた次第です。
まさか職務停止期間中に委員会出席って・・?
さらに驚いたのは、この職務停止期間中に東大阪市で行われた(12日)リーグ総会に小松監督が能天気にも出席されていたことです。私には天理大学における「職務停止」が如何様のものか知る由もありませんが、いくら何でも公開された職務停止期間中にリーグ総会に出席されるのは不自然で、出席にあたっては、天理大学当局並びに関西協会に予め許可を得られていたものと推測します。(許可する方もどんな論理なのでしょうか。許可なく出席されたのであれば論外です。)
そして、下部リーグを含めた出席委員(大半が監督)の3分の2以上が関西リーグ復帰を容認したそうであります。(同志社大学の永山監督は賛成されたのでしょうか?知る由もありませんが、きっと今後も藪の中なんでしょう。)
2名逮捕でも自粛2~3カ月でリーグ復帰という新基準
もちろんこの決定に対し皆様のご意見(賛否)はいろいろあろうかとは思いますが、この決定が今後の新たな「基準」になるのは否めないと思います。大麻で2人逮捕でも部内に波及しなかったら、2~3カ月程度の活動自粛を経て公式戦に復帰できると言うものです。こりゃ~気が楽ですね。決して学生の皆さんへの強い抑制効果には直結しない様な気がします。
失礼ながらラグビー部長の首なんて幾らでも挿げ替えれますし、監督も裏でコーチ陣を実質的に差配できるでしょうから、大きなペナルティーにはなりえない様に思えます。
関西協会・日本協会は追認するのか?
さてさて、かかる委員会の決定を経て、関西協会、日本協会は追認するのでしょうか?かかる決定を踏まえて天理大学当局は、敢えてリーグ戦を辞退する旨ラグビー部を指導するのでしょうか?
何れも恐らく、いや間違いなく「追認」することになるでしょう。学生の人材育成より学校や協会の商業主義優先が見えてきます・・・とひねくれ者の世捨人爺は思ってしまうのです。
マスコミの扱いも少ないですし・・・。(←同志社だったら、どうなっていたことやら・・・)
他山石可以攻玉
閑話休題。ともかく同志社大学ラグビー部においては、かかる天理大学の大麻事件を踏まえて他山の石として改めて襟を正して欲しいところです。万一惹起した場合は大学当局の処分がどうであろうが、少なくとも今シーズンのリーグ戦への出場は自発的に辞退して欲しいものです。
私も現役時代に子会社のコンプラ等の責任者をしておりましたし、ガバナンスを行う立場におりましたが、会社感覚であれば今回の対応の甘さは容認しがたいと感じております。まぁもう少しで鬼籍に入る予定の昭和2桁爺やの感覚ですから、今では世間感覚からの大きなズレが生じていることを自覚はしてはいるんですけど・・・。(←時代が変わろうと正しいものは正しいのだ!)
天理が自主的に辞退することへの淡い期待・・・?
ただ、天理が辞退してくれれば同志社の順位が一つ上がり、久々の大学選手権出場も・・・と言うスケベ心も捨て切れませんので、我ながら論理に説得力ないなぁと思ってしまいます。(へへへ・・)
遺憾遺憾、怪我人多発で黄信号の灯った今の同志社ラグビーでは、他力本願は禁句ですね。地力で着々と優勝を目指せと言いたい!厳しいけどやるしかないのだ・・・!
最近、文章を書いたり、深く話し込んだりすると我ながら実に説教染みて諄くなる傾向にあります。嫌われるわけですね。やだやだ・・・。 失礼いたしました。(再拝) 以上
(文責:F)
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