年初来、ず~と気になっていたこと
明治戦、早稲田戦を控えた今日現在(2023.6.8)、年初来ず~と気になってたことがあります。
今年の同志社は、一体全体「強いのか弱いのか」どちらなのだと言うことです。昨年の今頃は、半信半疑ながらも、今だからこそ言えますが、「あ、こりゃだめだ」と半ば結論付けておりました。今年は少々複雑であります。
まずはAスコッドの今年の対戦成績は以下の通りです。(2023.6.8)
4/16 帝京戦 D00:89T
4/30 立命戦 D47:28R
5/14 立命戦 D24:15R
5/21 立教戦 D54:19R
4/16 天理戦 D41:33T
4月16日に宮崎で行われた2023年度初戦である帝京大学戦。何でこの時期に帝京とやるんだと同志社ファンは気を揉んだものでしたが、山本主将等の現場の要望で実現したと聞いて、正直ホンマカイナと思いました。何たる誤判断。心底ミスジャッジとしか言いようがありません。(←ぼぉ~と生きてんじゃねぇよ!)
言わずもがな忘れもせぬ昨年の大学選手権のゼロ封大敗からたったの4か月。双方が新チームとは言え、誰が何と言おうと余りにも結果は見えております。何でフロント陣(DRC幹部)は止めないんだ、試合にならないだろう・・と思ったのは、決して私だけではなかった筈です。
絶望の帝京大戦の結果
恐らくは(以下、想像で~す→)スタジアム開幕の目玉試合として、最初から同志社・帝京戦に絞って話が進んで来た筈はあり得ない・・と思うのが世間の常識というものでしょう。
この時点で突出した力を持った帝京(前年度チャンピョン)と対戦して何も良いことがないのは自明の利です。きっと対戦相手と目論まれたチームが断わりに断った末に、同志社にお鉢が回って来たのだと考えるしかありません。(←邪推。我ながら人間悪いなぁ~~)
負けるのは時の運もあるでしょうから止むを得ないにしても、案の定、予定通り(予想以上?)完敗しました。負け方が酷過ぎる。特に昨秋に引き続き「ゼロ封」というのが絶対に許せない。
完全なミスマッチ戦、その結果に同志社ファンは大いに落胆したものです。同志社ファンの新チームへのささやかな期待が、無残にも年初早々、木っ端微塵に吹き飛んでしまいました。
かかる大敗は、ミスマッチ以上の何物でもありません。栄えあるスタジアム開幕試合に泥を塗る結果となり、大変失礼で無礼千番な結果となりました。
一ファンが言うのもおこがましいのですが、心底恥ずかしい限りでした。更には、新チーム発足直後の選手の皆さんが、トラウマとなって自信を無くすことが一番気になりました・・。火中の栗を拾いに行って、案の定大火傷したわけですから、無様過ぎてシャレにもなりません。
どん底のスタートから・・
かくして、同志社ファンは絶望の深い淵から2023年度をスタートすることになりました。今年も駄目なのか・・。同志社ファンのラグビー部離れが加速しそうな、白々とした雰囲気が大きく漂い始めました。
ところが、それに続く2度に亘る立命館戦、更には立教戦でまずまずの勝利を挙げ、ようやくどん底スタートからは脱したかに見えましたが、失礼ながら関西リーグで優勝を争うようなレベルの対戦相手ではないので、喜びも途半ばといった感じで天理戦を迎えることになったのです。
大方の予想を覆した天理戦の勝利!
正直、この試合の段階で既に京産を破っていた天理に勝てると踏んだ同志社ファンは、皆無に等しかったのではないでしょうか。正直なところ、どこまで善戦出来るかが同志社ファンの偽らざる心境だったと思います。
ただ、結果論ではありますが、前年に比べチームの完成度が飛躍的に向上していたことが勝機に繋がったように思えます。レギュラー陣がほぼ固定化され、若い力が台頭して来た点が勝利の最大要因だったと思われます。
思えば昨年のこの時期(その後も~)は、怪我人も多かったこともあり、レギュラーメンバーが固定せず、私など「猫の眼メンバー」と揶揄したものでした。
しかも、意識改革を主眼としたためか、キックを封印しゴール前だろうとゴールエリア内だろうと高速で瞬時にバンバン短くも大きくも繋いでいくアタッキングラグビーに終始しておりました。試合プランに沿ってエリアを取りに行くことは、皆無に等しい実態でした。
相手ペナルティ時も絶対に蹴らず、即時に高速で繋ぐ戦法(PからGo)ばかり徹底しておりました。(←それはそれで、観ていて実に楽しいものでした。)
でも、傍から見ていると私の様なド素人でも「いくら何でも無理があるんじゃないの‥?」と勘ぐったものです。
普通の戦法に戻って良かった?
然るに今年は、宮本ラグビーの本質であり、同志社ラグビーのDNAでもあるアタッキングラグビーを主体としつつ、蹴るべき時は蹴る、守る時は守るというオーソドックスなラグビーに大きく転換して来ました。
なんでもかんでもリスクテイクする「攻撃一辺倒の戦法」から脱出したことが、同志社の安定度向上に繋がったのではないか・・と軽口ラグビー評論家「さいたま69大先生」(←誰や?)は評論しておられます。まぁ面白味には欠けて来ましたけどね・・。(←勝手なファンの言いぐさ)
天理戦の結果は、皆様ご存じの通りD41:33Tで勝利。決して楽勝ではなく、どっちが勝利してもおかしくない試合でしたが、大方の予想を覆しての大勝利であります。同志社ファンの試合後の会話は「あれ、勝っちゃいましたねぇ。。」と言ったところでしたが、言葉とは裏腹に喜びが隠せないお惚けの会話が続きました。(むふふふ・・)
勝因は色々あるのでしょうが、そこのところはラグビー観戦プロにお任せするとして、やはり素人目にも感じたのが予想以上に「防御がしっかりしていた」と言うのが一番だったのでないでしょうか。
それから、意外にもスクラムで互角近く健闘し、ゲームの組み立ての基点になった点です。展開スピードは同志社が一枚上と感じましたが、そこのところは贔屓の引き倒しかも知れません。
ラインアウトに大きな課題
ただ、あのラインアウトはどうにかならないものでしょうか。マイボールでのラインアウトでは半分以上失敗・・と言うと言い過ぎなのでしょうが、ここ一番の場面での失敗で昨シーズン深くから得意として来たラインアウトモールが組み立てられず、試合のリズムをことごとく潰した印象を持ちました。ここが互角くらいに安定すれば、もっと楽勝できたはずです。
勝ちはしたもののチーム全体の地力は、残念ながら天理がやや上かなと感じました。接点での攻防やボール展開も天理にの方がより安定度があるように思え、余程同志社がチーム力、とりわけ攻撃力を伸張しない限り秋は厳しいかなと感じた次第です。
ま、悲観論は兎も角、チームの完成度・安定度は昨年と雲泥の差であります。ジャパンジュニア2回生3人組(長島・林・大島の各選手)も夏合宿には合流するでしょうから、本当に秋シーズンが楽しみになって来ました。怪我から復帰した嘉納選手(SO)の安定度ったら、ホンマたまりませんねぇ~~。(ウットリ・・)
明治・早稲田戦が楽しみだが・・
同志社ファンの心境は、帝京戦で味わった地獄の底から地上へと明るく大きく浮上して来ました。これで、明治・早稲田に連覇すれば天国近くに一気に急上昇する・・と楽観してはいるのですが、そんなに甘いものでないことも、辛酸を嘗めて人生をやっとこさ生きて来た爺ちゃんは充々自覚しているのであります。
そして、長年のパターン(昨年を除く)である「春シーズントップクラス、夏合宿以降失速」のパターンを絶対に繰り返して欲しくないというのが、現在の偽らざる心境であります。
「表題」への結論。まだまだ強いのか弱いのか良く分かりません。(←何んと我ながら優柔不断)
どちらだと問われれば「現時点では、まだまだ余り強くない」と言わざるを得ないのですが・・。(←これまた優柔不断の極み!)
ファンも、いつまでも天理戦勝利で浮かれているわけには参りません。まずはそのための試金石、明治・早稲田戦に勝利するしかありません。
頼むぞ~、宮本監督、山本主将。我々ファンがついてるぞ~~!!。(←なんぼのもんや・・)
文責:F
(注意)写真は5月28日の天理A戦です。文中の内容と写真とは、一切関連はありません。
<追記:2023.6.11>
2023.6.11 明治大学定期戦 D8:38Mで完敗しました。 以上
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