春シーズン終了時から少なからず予想されていたことですが、同志社の令和4年度関西大学ラグビーでの出足2試合は、同志社ラグビーファンの微かな希望を無残に切り裂いてしまいました。
何しろ大方の向きが下位クラスと想定する立命館大学・関西大学に僅差ながらの1勝1敗。
とりわけ「入れ替え戦組」の筆頭と目されていた関西大学にD26:25Kと1点差の勝利ですから、今後は全勝での優勝を期待しろなんて言われても少々無理と言うものでしょう。
この苦戦の原因は何かと言うと、大学支援体制、資金、リクルート、文武両道問題、留学生問題・・・等、数多くの根源的な問題があると思われます。
ただ、今年度だけに焦点を絞れば、チームの完成度が例年より1ヶ月も2ヶ月も遅れているように思います。シーズンイン後、(7試合中)2試合を終えた現時点でも、完成度は未だ7~8合目なのではないでしょうか。
即ち、「攻撃型チーム」を標榜しながら、点は取られても点が取れない!
危険地帯からリスクを冒してもミスを恐れずガンガン廻して点を取りに行く・・、この宮本ラグビーを過半の同志社ラグビーファンは大いに支持し、万感の思いで期待しております。(キット・・)
私など関西リーグの中でも「比較的小柄な体躯」と言うチーム事情とラグビー観戦の醍醐味双方を具現する戦法として、シーズン当初から大いに注目し、大いに支持しておリます。(勝手に支持しとけ・・なんて、突っ込みはしないでぇ~)
宮本ラグビーは、間違いなく「やって楽しい、観て楽しいラグビー!」(←宮本元監督談)だと思います・・が、今のところ観ていて楽しくないのは、点が取れないことに原因があります。観ていて攻撃も中途半端(←これは想定外)、防御も中途半端(←これは想定内)なのであります。
何故、チームの完成度が低いのかと言うと、一にも二にも怪我人の多発であります。
まず、フォワード第一列。怪我知らずだった右PR李選手③が春シーズン5月より離脱、シーズンインで復帰したものの未だ100%完璧ではない様に思えます。
これまた怪我知らずだった左PR山本選手③が春シーズン以降再三に亘り離脱。大きな怪我ではないと思われますが、まだまだ完璧には程遠い様に見えます。昨年の不動のレギュラー第一列(山本・西澤・李)が現時点でも揃わないのが大誤算であります。
LOは怪我と人材不足からなのか、FLから梁本主将が廻っております。これが非常に残念。何故なら、果敢なプレーでチームを牽引するタイプの梁本主将のキャラに全く合わないポジションだからです。
FLでプレーしてこそ、チームの先頭に立って常に球に絡む天下一品の活躍が、縦横無尽に出来得るからであります。木村・寺北の2回生ロックコンビが第3戦の摂南大戦から起用される様ですが、ここが安定すると大いにチーム力が上がりそうです。LO両名の踏ん張りどこですね。大いに期待~~
ハーフ団は、藤田②・大島➀の機動俊足コンビか、新和田④・嘉納③の安定安心コンビのどちらを優先起用するか本当に悩ましいですね。前半前者、後半後者が宮本監督の基本戦略の様に思えますが、ラグビー経験45分(高校体育授業)の筆者は、後者先発で行けるとこまで行くのが良いかなぁと思っております。(←へへへ・・、何の説得力もありませんけど・・)
センター陣、昨シーズン深くして怪我に泣いた西村副将④が、やっと秋シーズンから復帰しました。次の摂南戦からインサイドセンターで先発起用ですが、こやつは実に頭が良い!判断力抜群でエリア全体が見える。相手も味方もチーム全体の動きが見える逸材であります。
決して体躯も大きくなく、一見、球の繋ぎ役としか見えませんが、実はチームのコントロールタワーとして最適な人材です。勝負勘も良い!(筆者心酔)
この相棒(No.13)には、躯体が大きく縦にも人にも強い岡野選手③が良いと思うんですが、如何なものでしょうか。
何やかんだと言ってるうちに次節(第3節)摂南大戦で、関西リーグの42.8%(3/7)が終ってしまい、その次の関西学院大では後半入り(4/7)になります。いくら何でも試合ごとの猫の眼メンバーでは、チームの完成度は上がりません。このままの猫の目メンバーでは、8合目止まりになりそうです。
ラグビーに怪我は付きものですが、そろそろ猫の目メンバーを脱し「不動のメンバーとポジション」を揃えて、チーム力を一日も早く最高に持って行って欲しいものです。
(と言いつつ)あれ、芦澤君は次のAのもJrにも入ってないのはどうしてかしら?(まさか怪我?)
<ラグビー知識が豊富で見識のある方へお願い>
45分ラグビー経験者の稚拙な文章と評価に決して目くじらを立てられない様に・・。せっかくコロナも収まって来ましたから、人生、明るく楽しく穏便に過ごしましょう。
<ご注意>
写真は、春シーズンの摂南大戦のものです。文中とは何の関係もありません。
以上
0コメント